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面白さといっても色々あるけど、自分にとってはここは仕事をしてお金をもらう場所なので、楽しさよりも大変なことの方が多いと感じています。赤坂店は場所柄もあると思いますが、ネパール人やベトナム人など様々な国籍の従業員が働いていて、言葉も通じない状態からスタートしていて、それはもう大変でした。だけど、外国人のみんなは本当に頑張ってくれる。だから自分もみんなが覚えやすいように商品の写真を撮ったり動画を撮ったりして、とにかくわかりやすいように工夫して教えたりしてきた。そんな甲斐もあって、すごく早く色々な事を覚えてくれた。言葉もわからないメンバーが努力して成長して、仕事が出来るようになってきているのは本当に嬉しい事ですかね。あとは個人的な楽しさは、お客様との雑談。私は店長兼厨房責任者として働いていますが、ホールでお客様と冗談を言い合ったりすることがすごく好き。もちろん食べて頂きたいおススメのメニューを薦めるのも仕事ですけど、お客様が居心地の良い空間を作る事が第一。売りたい売りたいだけだとお客様は嫌になっちゃうので、世間話でも冗談でも、リラックスしてもらって、何でも気軽に話をしてもらう関係を作る事を心掛けています。その結果、何度も来てくれたり、逆に今日のおススメを聞いてくれたりするので、そんなお客様との人間関係が作れるところが魅力ですかね。

学んだ事は色々あります。私は中国籍で17年前に日本に来て約10年前にこの会社に入りました。前職は工場勤務だったのですが、このお店は飲食店なので、周囲の仲間も日本人・お客様も日本人なので、独学で日本語を覚えました。その他にも接客や料理も覚えました。ホルモンの種類はもちろん、部位ごとの味付けや鮮度の大切さ、カットの仕方などの技術的なことは一通り覚えさせてもらいました。
でも一番成長した部分は、人間的な成長ができたと思っています。昔は周囲の言動を見て、何で出来ないんだと思ったり、すぐイライラしたりしていて自分中心でしか物事を考えていなかったけど、最近はスタッフ・お客様、それぞれが精神的に良い状態でなければ自分も良くならないと考えれるようになったので、イライラする事がなくなって、みんながいい状態を目指せるようになった。　そこが一番の成長かもしれませんね。

いま一緒に働いている仲間です。東京の中でも激戦区といわれている立地の中で、採用することも長く働いてもらう事も難しい中、いま一緒に働いてくれている仲間は、長く働く事を望んでくれているので、より仲間との結束を固めていきたいなと思っています。そのためにも相互理解が大切で、ちょっとしたミスで怒るのではなく、分かるように説明をしていくことや、考え方や性格を理解する為には仕事の話だけでなく友達の話や遊びの話をしたりして、スタッフの考えを理解する事を大切にしています。つい先日もアルバイトも含めて鴨川までドライブに行って遊んできたんですが、これもオン・オフの切り替えができて遊びの話などもできるようになったからこそ、楽しくできたのかなと思っています。

いつかは自分のお店が持ちたいなと思っています。元々この会社で働くようになってから、自分の店を持つ夢を持っていて、コロナになる前はいよいよその夢を叶えて行こうかと思っていました。ですがその後すぐコロナが大流行してしまい、そんな事は考えられなくなってしまいました。今はまだその夢は封印中なんですが、いつかは自分のお店を持ちたいと思いながら今を頑張っています。

第二の家族のような仲間です。前述の通り外国人の社員やアルバイトが多いお店なので、本当の家族は祖国にいる人がほとんど。やりたい事や夢があって日本に来ているものの、うまくいく事ばかりじゃないので、そんな時相談に乗ってくれる仲間がいるだけでも嬉しいことだと思う。　私は働いているアルバイトさんの父親・母親とほぼ同じような年齢にもなっているので、悩みを聞いたり聞いてもらったり、助け合っていくことで、第二の家がここにあると思ってもらえたらいいなと思います。

私にとって仕事は仕事なので、会社は私の職場でそれ以上でもそれ以下でもないです。基本的にはその考え方で、会社の為に働くということもあまり考えてきてはいませんでした。会社は機会を与える場所だと考えているので、日本語で不自由なく話ができるようになったり、料理を覚えることができたり、人間的な成長ができたり、自分が成長できた場所ですね。自分が努力したから成長したという想いと、その場所を提供してもらえたという想いでしょうか。これは個人的ですが、元々子供の送り迎えがあって、どうしても日曜日は休みを取りたいという条件も、唯一日曜定休の赤坂店に配属してもらうなどの配慮をして頂きました。成長するために自分達がやりたいと思う事については比較的自由にやらせてもらえる会社かなとも思っています。